tomakichiコラム
長野県飯田市での勤務と生活(回想)・・・2.勤めた会社(多摩川精機)について(4)(5)(6)
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久保 英彦 氏
元防衛省研究所部長、元多摩川精機(株)顧問
株式会社TOSAMACHINE 顧問
同シリーズ「2.勤めた会社(多摩川精機)について(2)(3)」へ戻って読む
2.勤めた会社(多摩川精機)について
(4)ハイブリッド車、電気自動車のための極性反転のためのセンサを大量生産している
ハイブリット車や電気自動車において用いられる直流(DC)モータは、回転に同期して供給電源の極性を反転しなければならない。その極性反転のタイミングを磁気的に検出するセンサを開発した。その高い信頼性が評価されて、国内および世界の自動車産業において採用された。
ハイブリッド車の生産量の急増に対応するために、コイル巻きを含めて全て自動製造できる生産装置を独自に開発した。その生産装置を量産して設置し、年々倍増していく要求に対応してきた。現在は、おそらく年間1000万以上の生産能力を保有していると思われる。多摩川精機で例外的に大量生産している製品である。
今後は、脱炭素社会への要請により、ハイブリッド車から電気自動車へ移行していく趨勢にあるが、電気駆動が使われることに変わりはないので、このセンサの需要は続いていくであろう。
(5)パチンコ玉のランチャーをつくっている!
一風変わったものとして、パチンコ台を作っている会社からの注文で、電気モータで力を発生して、連続的にパチンコ玉を打ち出す機構(“ランチャー”というらしい)をつくっている。1分間に打ち出す玉の数の上限が法令で決められているので、それを絶対に越えない範囲でなるべく多くの玉を打ち出せることが要求される。ほとんど国内の大部分のパチンコ台に組み込まれているらしい。
パチンコ業界の売り上げが数十兆円と言われた全盛時代には、全社的な売り上げのかなりの割合を稼いでいたとか。
私が入社した当時は、工場内でその打ち出し試験が連続的に行われていて、工場見学の目玉になっていた。
(6)メイン舞台を支える黒子に徹する企業理念
製品は、ほとんどセンサや要素であるので、組み込まれて使用されるので、表には出ない。航空機や自動車などにおいては、本体の駆動推進ではなくて、その安定性や運動の滑らかさ等を内部で支える。など表舞台では見えない黒子の役を、技術力を磨いて着実に果たしていく、という企業理念。
大型化いうよりは、小型で精度や安定性などを重視し、極端な超小型化までは目指さない。数少ない独自システムの一つ、カメラ台などは、取り付けのためのボルトが大きく、数も多いのが目立ち、見かけより、頑丈で安定性の高いものづくりをする。などの企業風土。
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「2.勤めた会社(多摩川精機)について(7)(8)」はこちら>>
シリーズ:長野県飯田市での勤務と生活(回想)
「プロローグ」
「1.飯田での住まいと通勤の始まり」
「2.勤めた会社(多摩川精機)について」
(1)郷土信州を愛する技術者父子二代によって築きあげられた会社
(2)小型電気モータ(サーボモータ)が事業の中心である
(3)航空機、船舶などへの搭載機構、精密機器、制御装置、試験装置などを幅広く製作している。
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