tomakichiコラム
精密・特殊加工についてご紹介!
精密・特殊加工とは?
金属の機械加工方法として大きく研削加工・切削加工・特殊加工の3種類に分類されます。
研削加工とは高速で回転する研磨砥石を用いて加工物を削り取る加工方法でございます。
また切削加工とは穴開けたりや削ったりする加工方法のことです。
今回ご紹介しますのは、精密・特殊加工です。
特殊加工は上記2つのように力を加える動的な加工とは異なり、力以外のエネルギーを使った静的な加工です。
例えば、光エネルギーを使ったレーザー加工や、電気エネルギーを使用した放電加工、化学反応によるエッチング加工
のように力を加えないことから高精度な加工ができる上に、難しい形状の加工も可能となります。
ただ、精密と言えど具体的な精度を得る加工を指す訳ではなく、一般的な旋盤やプレス機において
得られる精度よりも高い寸法精度や面粗さを得るための加工を指します。
レーザー加工とは?
金属を加工する1つの手段として「レーザー加工」があります。レーザー加工とは、言葉の通り、
レーザー光を照射することで加工する技術のことです。光を1ヵ所に集中させ照射し加工するといった
非接触型の加工のため、素材への負担が軽減されます。
レーザー加工が普及したことにより、手作業では難しかったゴム素材や布などの加工も可能になり、加
工の幅が広がっております。レーザー加工では、「カット」のみならず、「穴あけ」「印字」「彫刻」
などといった加工も可能です。
放電加工とは?
放電加工とは一般的な刃物で金属を加工する方式に対して、電気エネルギーを利用して金属を加工する方法です。
基本的には、油や水などの絶縁体の加工液の中で、電極と通電性のある被加工物の間で
短時間のパルス性放電を繰り返し発生させることで生じる火花により、
加工物を溶かしながら電極の形に彫り込む加工方法です。
レーザー加工では集光されたレーザー光によって、加工物が高温となり溶融することで切断加工されますが、
放電加工では、ワイヤー線に電流を流して加工物を溶融させながら切断加工するため、
光と電気という点では加工方法は異なります。
放電加工は導電性のある材質全ての加工をすることが出来る他に、
ワイヤー線の太さがφ0.05~0.3mmというミクロンレベルという高精度加工が可能です
エッチング加工とは?
エッチング加工とは一般的にエッチング液等の化学薬品を利用して、化学反応による腐食作用により
ワークを溶解する加工方法です。エッチング加工はプレス加工では難しいような
極小極薄かつ複雑形状を持つ製品の加工を行うことが出来るために、電子部品、電気部品、
自動車部品、医療機器、光学関連、事務機器などの産業用精密部品にも活用されています。
エッチング加工では、金型の設計が不要であるためにイニシャルコストを削減できる他、
非接触である点、バリ・カエリ・ひずみ・たわみなどを抑制するために加工時間の短縮と
高精度の加工を実現します。
精密機械加工のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!
今回は、精密・特殊加工についてレーザー加工と放電加工、エッチング加工についてご紹介しました。
それぞれ非接触であることから、追加工で懸念されるバリ・カエリ・ひずみ・たわみが起こりません。
その点、高精度かつ幅広い材質への利用から幅広い業界の部品に使用されています。
ものづくりサポートセンターtomakichiでは短納期・低価格・高品質の精密部品加工を実現します。
ものづくりサポートセンターtomakichiは、県内外企業との強固なネットワークと長年培った経験と実績をもとに、
あらゆる加工のご要望に柔軟かつスピーディに対応いたします。
複数工程にまたがる製品でも、当社が一括で管理を行い、お客様の管理工数の削減を致します。
また、どこに頼めばいいかわからない難削材加工や特別な表面処理でも、
当社の幅広いネットワークを駆使して、最適なサプライヤーを選定いたします!
さらに当社がお客様の窓口となることで、
複雑かつ無駄の多い手配先管理業務を簡素化・効率化をし、お客様のコストダウンに繋げるとこが可能です。
当社で対応可能な材質は、鉄・鋳物・特殊鋼・ステンレス鋼・アルミ、
旋盤加工・フライス・キー溝加工・板金レーザー加工・溶接・製缶加工、
ワイヤーカット加工・表面処理・熱処理・研磨・特殊刃物加工などあらゆる加工方法に自身を持っています!
また、上記にない複雑な材質・加工方法でも対応できることがありますのでぜひご相談ください!
「どこに加工を頼んだらいいかわからない」
「時間・工数が合わない」
「コストがあわない」
上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。
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