tomakichiコラム

tomakichiコラム

オーバーホールとは?手順やタイミングについて徹底解説

2021.11.26
高知専門工事

 

オーバーホールとは何?どのような手順で行うのか

オーバーホールとは、言わば機械の健康診断やメンテナンスのことを指しています。
普通のメンテナンスと何も変わらないと思う方がいらっしゃるかもしれません。
言葉だけ見るとそう思われるかもしれませんが、実際は違います。

オーバーホールは、機械の部品を1つ1つ分解します。
そして、分解した後にそれぞれの部品を点検したり、洗浄したり、修理したり、交換したりするのです。
なぜこのようなことをするのでしょうか。
それは、機械を新品同様の状態まで回復させるためです。

以下のような手順で進めます。
・分解
・洗浄
・修理
・交換
・注油
・組み立て
・調整

これをすることで故障が発生する可能性を低減できます。
また、不要なタイミンングで機械や設備を停止する必要がなくなり、常に効率良く稼働させることができます。
メンテナンス時のみ停止させる必要がある点はご留意ください。

オーバーホールのメリットですが、新品の機械を新たに設置するよりも費用を抑えられるということでしょう。
製造が中止されている機械であってもオーバーホールをすることで、購入時と同様の状態まで戻せることもメリットと言えるでしょう。

デメリットとしては、時間や費用がかかる可能性があることです。
製造メーカーの廃業などによって購入が入手困難な部品があると、そうした部品を手に入れるために時間とお金が必要になります。
また、単純に分解から組み立てて調整するとなるとやはり一般的なメンテナンスよりも時間はかかるでしょう。

さらに、機械の状況によっては対応できないこともあります。

 

オーバーホールに出した方が良いタイミングや症状とは?

■老朽化によって精度が落ちている
機械を使用し続けていることによって経年劣化が進み、機械の精度が落ちてきたという経験をしたことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
精度が落ちてきてしまうのはある程度は仕方のないことかもしれません。
しかし、購入当時の精度表の許容値から外れている場合は、オーバーホールをした方が良いでしょう。

オーバーホールをすることで新品同様の精度まで回復させられます。
そのため、効率良く機械を稼働させられます。
ぜひご検討ください。

■稼働時間の停止
頻繁にトラブルが発生してまともに機械が動かなくなっているという問題を抱えている方も多いですよね。
幾度となくトラブルの原因を解消しているのに、何度も機械が停止してしまうという場合は、根本となる原因を解消できていないかもしれません。

オーバーホールによって部品を全て分解して点検することで、根本的な原因を一度に解決できるでしょう。

■メーカーがメンテナンスを終了している
こちらはメーカーが廃業している場合も含まれます。
メンテナンスが終了してしまって、メンテナンスをしたいけどできないという場合もあるでしょう。

メーカーがメンテナンスをしてくれていたのであれば、部品に不具合があれば、洗浄したり交換したりしてくれていたと思います。
しかし、メーカーからの対応がなくなると困りますよね。
こういった場合にもオーバーホールは役立ちます。

担当メーカー以外がメンテナンスしても部品を持っていないと思う方もいらっしゃるでしょう。
時間と費用はかかりますが他のメーカーから部品を購入することはできますので、ぜひご検討ください。
対応できない場合もありますので、その点はご了承ください。

■不具合箇所が明確でメンテナンスによって問題が解決する
こちらも先ほど述べたものと同じように一度機械を分解して全てを点検することで、頻発する小さな問題を解決できる可能性があります。

オーバーホールの手順とは?

まずは、現状分析を行います。
現在使用している機械の状態を正確に分析します。
分析が終わったらプランニングをしたり、仕様打ち合わせをしたりします。
その後、該当機械をお預かりさせていただきます。

そして、いよいよオーバーホールです。

【1】分解
丁寧に分解していきます。

【2】洗浄
汚れた部品を洗っていきます。

【3】部品チェックや塗装

【4】摺り合せや部品交換
特に洗浄や塗装では回復させられない部品に関しては新品のものと交換をします。

【5】組み付け
洗浄したり交換したりした部品を実際に組み立てていきます。
これで完了ではありません。

【6】精度だし、運転調整
機械が正常に稼働するかを確かめます。
もちろんここで精度や稼働状況に問題が発生すれば、再度調整をしていきます。
問題がなければ試しに機械を使用してみます。
試加工ですね。

そしてオーバーホールが完了したら、完成後の機械の検査に立ち会っていただきます。
最後に、お客様の工場まで機械を搬入し、据え置きをして終了です。

高知県の工場工事のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!

 

今回は、オーバーホールについて、手順や実施すべきタイミングについて紹介しました。

ものづくりサポートセンターtomakichiでは、高知県の全域の工場工事について縦横無尽に、山間から沿岸まで東西にかかわらず駆けつけます。

当社で対応可能な工事・メンテナンスは以下の通りです!

 

機器導入に関する工事

・ ホイストクレーン・ ポンプ・ ブロワー・ コンプレッサー

・クーリングタワー・ コンベア・ 集塵機・ パレットラック

・ジブクレーン・ 空調機器・ダクト

 

建屋に関する工事

・ 外壁塗装・断熱塗装・ 中二階設置・ パーテーション設置・ 屋根補修

・LED取付・ 塗床・床面補修・ ピット・外溝工事

・ 駐車場アスファルト・ライン引き・ ハト対策・ 左官

・ 看板設置・ 配管・滑り止め塗装・ 配管内部強化・ 電気工事

 

その他工事

・ 重量物移設工事・ ベルトエンドレス設置・ Vリングエンドレス設置

・ コンベアチェイン・ ロボット設置・安全柵設置・ 安全カバー設置・ 事務機器

 

メンテナンス

・ 専用機のオーバーホール・ 主軸スピンドル研磨・ 機械の基板修理

・ オイルコンの洗浄・ 雨漏り対策・ クレーン年次点検・ コンプレッサーの保全

・ 集塵機・ブロワのメンテナンス・ 各種フィルタ洗浄・ ポンプのメンテナンス

・ パッキンの交換・ 減速機・モーターのメンテナンス

 

「特急で対応してほしい」

「出入している施工業者に断られた」

「自社で施工するのは大変」

 

上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。

 

>>お問い合わせはこちら

>>当社の工事・メンテナンス事例はこちら

tomakichiコラム一覧
new
技術 ミーリング加工について⑱

切削お役立ち情報 No.115 今回も、前回に続きカッター位置(同時切削刃数と切削⼒の変動)についてです。 ワークの幅とカッターの刃のかかり具合がポイントとなります。

2023.12.01 続きはこちら
new
工具の再研磨 使用済み工具は捨てないで!

  超硬もハイスも素材自体が切削工具として機能します。そのため、同じ用途では使えないとしても新しい工具として生まれ変わる事も出来ます。 また、超硬工具に使われているタングステンなどは、レアメ…

2023.12.01 続きはこちら
工具の再研磨 どの辺で新品に変えた方がいい?

  再研磨できる量(長手方向、径方向とも)は工具の種類、形状により異なります。 例えばドリルにおいては加工穴深さに対して径の2倍(φ10の穴なら20mm)以上の溝長が残っていないと切屑の排出…

2023.11.01 続きはこちら
技術 ミーリング加工について⑰

切削お役立ち情報 No.114 今回も、前回に続き、カッター位置についてです。 左図のツールパスは、1PASS⽬と2PASS⽬が、同じ位のワーク幅。 右図のツールパスは、2PASS⽬は切削幅が狭くなっ…

2023.11.01 続きはこちら
tomakichi note 【LINEのトークを利用した、見積り・問い合わせの受付を開始しました!】

  LINEのトークを利用した、見積り・問い合わせの受付を開始しました! 活用方法を動画でご紹介します!! チャットする感覚で、なんといっても簡単かつ手軽にご活用いただけます。 https:…

2023.10.18 続きはこちら
tomakichi note 【関西北川特約店会】北川鉄工所様主催、びわ湖大津プリンスホテルにて総会が開催されました。(TOSAMACHINEチャンネルから掲載)

  2023年10月10日〜11日びわ湖大津プリンスホテルにて関西北川特約店会総会が4年ぶりのリニアで開催されました。 TOSAMACHINEでは、チャックなどの治工具でお世話になっている北…

2023.10.16 続きはこちら
tomakichi note 宿毛椰子 柏島 秋の海 秋の恵 漁船 漁 田んぼ 窪川 ものづくりtomakichiちゃんねる TOSAMACHINE

ある秋の日のこと・・朝晩が急に涼しくなりました・・ 青い空・・黄金色の恵の田んぼ・・戻りカツオ・・と秋を満喫です。 朝早くから戻ってくる漁船・・遠く何処に向かっての豪華客船・・ 田んぼは稲刈りの準備・…

2023.10.03 続きはこちら
技術 ミーリング加⼯について⑯

切削お役立ち情報 No.113 今回は、カッター位置についてです。 ●カッター中⼼を加⼯幅の中⼼から(左寄りに)ずらすと、切削抵抗の かかる⽅向が⼀定になるため、ビビりの発⽣は最⼩になります。(加⼯幅…

2023.10.02 続きはこちら

「日程の調整が難しい…」「来るのはちょっと…」というお客様もご安心ください!
tomakichiでは、zoomやGoogle MEETを用いた、オンライン相談も承っております!
※他のWeb会議システムにも対応可能です。

ご希望の方は、上記お問い合わせフォームの「オンライン商談を希望」にチェックを入れてください

tomakichi
LINE公式アカウント
お友達登録はこちら カンタン!
お見積り・お問い合わせ