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エンドミルやドリルを使用する方へ!再研磨と交換を行う基準について紹介します!

2020.12.09
工具の再研磨

ドリルやエンドミルを使用している方の中には、再研磨するか、買い換えるか、どちらにするかで悩む方もいらっしゃるでしょう。

買い替えを適当なタイミングで行わない場合は破損や事故につながるため、タイミングの見極めは大切です。

そこで今回は、エンドミルとドリルの買い替えのタイミングについて紹介します。

 

エンドミルの買い替えについて

 

エンドミルを買い替えする、つまり再研磨しても使えない状態とは、どういった状態のことなのでしょうか。

 

そもそも、エンドミルはドリルと違い、外周刃でワークを削ります。

そのため、外周刃が再生できなくなったら買い替えのタイミングと覚えておきましょう。

反対に、外周刃を付けられる場合は買い替えを行う必要はありません。

そのときは再研磨を行いましょう。

 

寿命に達したエンドミルで加工する場合、筋や傷が入ったり面荒れが起きたりして、加工品質に悪影響を及ぼします。

また、工具に負荷がかかり、工具自体が破損する可能性があります。

そのため、寿命がきたら買い替えや再研磨を行いましょう。

 

ドリルの買い替えについて

 

続いては、ドリルの買い替えのタイミングについて紹介します。

ドリルの寿命は、ドリルの軸方向に伸びる溝の長さが短くなったときです。

溝の長さがなくなるまで使えるわけではありません。

 

その寿命は「溝長寿命判別式」と呼ばれる計算式で算出します。

計算方法としては、穴の深さとドリル径の1.5倍を足します。

 

理解しやすくするために、実際に数値を入れて計算します。 

仮にドリル径が10ミリで、5ミリの穴を加工するとしましょう。

このとき、計算式に当てはめると、25ミリと算出されます。

つまり、溝長が25ミリ未満になると再研磨できないため、買い替えする必要があります。

 

寿命に達している状態で加工を続けた場合、バリが発生したり穴の寸法が変わったりして、品質に悪影響を及ぼします。

また、ドリル自体の破損につながる可能性もあるため、注意しましょう。

 

エンドミルやドリルの寿命曲線について聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

その曲線を頼りにする方もいますが、実際の現場ではあまり役に立たないことが多いです。

なぜなら、寿命曲線の元になった条件が、現在行っている条件と合うとは限らないからです。

参考にするのは良いですが、その曲線だけを頼りにして判断するのは避けた方が良いでしょう。

切削工具 再研磨・再コーティングサービス

工具の再研磨のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!

 

今回は、エンドミルとドリルの買い替えのタイミングについて紹介しました。

再研磨することは大切ですが、工具には寿命があります。

そのため、寿命に達した場合は事故につながる前に買い替えを行いましょう。

 

ものづくりサポートセンターtomakichiでは、短納期・低価格・高品質の精密部品加工を実現します。

ものづくりサポートセンターtomakichiは、工具の再研磨代行サービスを運営する、株式会社TOSAMACHINEでは、高知県で一番切削工具を販売している生産財商社です。

切削工具のことを知り尽くし、多様な経験値をもっているからこそ可能な対応力で、お客様の工具を迅速に蘇らせます。

当社で再研磨可能な工具は以下の通りです!

ドリル・エンドミル・バニシング・テーパーエンドミル、

リーディングドリル、コーナーラウンジカッター、センタードリル、

ハードドリル、リーマ・面取りドリル、

アリ溝カッター、アンギュラカッター、Tスロットカッター、

タップ、メタルソー、再度カッターなど

 

切削工具の材質は以下の通りです!

超硬、ハイス鋼、サーメット鋼、ステンレスなど

 

「どこに再研磨を頼んだらいいかわからない」

「工具・ドリルの効率を上げたい」

 

上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。

 

>>お問い合わせはこちら

 

>>当社の再研磨事例はこちら

 

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