tomakichiコラム
ものづくりの起源は・・その②
ものづくりの起源は・・?
と・・漠然と探ることは難しく、身近で殆どの製品に必要不可欠な「ねじ」について調べてみることにしました。
文献的だと別途の部品材の締結に使われると記される。分かりやすく言うと「雄ねじ」と「雌ねじ」
おねじは入れる側・・めねじは入れられる側・・
おねじを加工するには「ダイス」、めねじを加工するには「タップ」と言われる切削工具が一般的に使われます。
私どもの新入社員へのレクチャーには必ずボールペンを見せて、
タップとダイスを分かりやすく説明し、切削工具の仕事と役割を教えます。
TOSAMACHINEのonly oneメーカー、切削工具(タップ・ドリル・エンドミル)の
世界トップブランド、オーエスジー株式会社さんの、オーエスジー物語「研削琢磨」より
勉強させて頂いた「ねじ」の歴史を少しご紹介します。
起源原点とは?と・・「ニワトリが先かタマゴが先か・・」と悩む時があります。
多分、工具と機械の相互関係もそうではないでしょうか?
工具を作るための旋盤の原型は4世紀頃にあらわれ、14世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチが
ねじ切り機械を発明、16世紀中頃のヨーロッパで金属にねじを刻むことが考案されたと言われています。
その後、18世紀末から起こった産業革命期にイギリスで、中ぐり盤・ねじ切り盤、平削盤、ボール盤などの工作機械
定盤・マイクロメーターなどの測定機器が発明されるなど産業革命を機に機械と工具は早いスピードで進化したのです。
我が国で初めて「ねじ」が登場したのが16世紀中頃でポルトガルから伝えられた火縄銃に
ねじが使われ、その後一個一個手作りで造られました。
そんなわけで大正初期頃までねじ切り工具は(切削工具の多くは?)海外からの輸入に頼っていたと思われます。
2020.12.22 つづく・・
【同じシリーズ】「ものづくりの起源は」
次の記事:「ものづくりの起源は・・その③」を読む。
次の記事:「ものづくりの起源・・その④」を読む。
前の記事:「起源・・」を読む
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