tomakichiコラム
突切加工のコツ②
切削お役立ち情報 No.64
下記の図をご覧ください。1994年JIMTOFで配っていたイスカルのチラシです。横綱:曙を起用しています。
(当時の)新材質のPRチラシです。 謳い文句は、
There Have Never Been Tougher Grades The Difference !
(今までにこんなタフな材質はなかった!! 違いを見て!!)
25年前の材質ですが、未だに現役で、突っ切り加工等で使われています。
IC328は、謳い文句通り、タフな材質(靱性がある)で、切り落とし時に大きな衝撃が発生する突っ切りには、最適です。
突っ切りは、最終加工であり、無人化が求められるので、刃先が欠けないことが工具に求められます。
IC354は、P種(鋼材向け)で、硬度が20-40、及びM種(ステンレス材向け)では、硬度が10-30です。
1から50の数字が割り振られ、数字が大きいほど靱性があり、逆に数字が小さいと硬く、耐摩耗性を持つ材質になります。
一方、IC328は、P種の20-50、M種の30-40になるため、IC354と比較すると、靱性が高く、欠けにくい反面、耐摩耗性は、IC354に軍配が上がり、突発欠損が無い限りは、IC354の方が長寿命になりやすい傾向があります。
しかし、六角材のような、断続加工になる突っ切りの場合は、欠損しにくい、IC328が推奨されます。
このように、被削材の特性、加工内容(連続・断続)で、チップ材質を使い分ける必要があります。
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。
切削お役立ち情報 No.123 今回は、前々回㉔の平⾯仕上げ加⼯時の仕上げ⾯が悪い時のチェック項⽬になります。 <ワイパーチップの使⽤例弊社16ミルの場合>
切削お役立ち情報 No.122 今回は、加⼯⾯粗さ(径⽅向の⾯粗さ)になります。 エンドミル(or チップ交換式カッター)で肩削り加⼯を⾏う場合は、カスプハイト(h)が出来ます。 ⼯具に振れがない場合…
プリンス箱根芦ノ湖に於いて油研工業株式会会社の代理店会が開催されました。 総会に関する詳細は、こちらをご覧ください。 富士山は見る角度で色んな表情が見えます・・ダイナミックな男山?は河口湖から・・でし…
切削お役立ち情報 No.121 今回は、加⼯⾯粗さ(軸⽅向の⾯粗さ)になります。 ミーリングのチップは、旋削チップと違い、さらえ刃(平⾏ランド=BS)があります。 カッターの軸⽅向公差と振れに応じて、…
陽気に照らされた五月。土佐久礼の海を見に、そして初鰹を堪能するべく、足を伸ばしました。 まず、澄み切った青空と穏やかに揺れる海原に心を奪われました。潮の香りに包まれ、心洗われるようなひとときを過ごしま…
「日程の調整が難しい…」「来るのはちょっと…」というお客様もご安心ください!
tomakichiでは、zoomやGoogle MEETを用いた、オンライン相談も承っております!
※他のWeb会議システムにも対応可能です。
ご希望の方は、上記お問い合わせフォームの「オンライン商談を希望」にチェックを入れてください