tomakichiコラム
工場の雨漏り発生原因とそれに伴う危険性とは?
工場の雨漏りについては、一般住居とは違い人が永続的にその場所に居座ることが少なく
事業活動に支障がない場所での発生に関しては放置してしまいがちです。
しかし工場には、顧客の大切な製品や、高額な製造設備などがありますので、
雨漏りを放置してしまうと、大きな損害につながってしまう危険があります。
今回は工場で発生する雨漏りに関して、雨漏りの原因と放置することへのリスクについてご紹介します。
工場での雨漏りの発生原因とは
工場で雨漏りが発生する原因として、一般的には屋根の隙間から雨水が侵入することが原因とされますが、
実際には屋根の形状が起因されています。
工場の屋根の形状は、主に二種類に分類され「折板屋根」「ストレート屋根」です。
①折板屋根
折板屋根とは、金属製の板を折り曲げて形成した斜面と平坦面を、連続的に組み合わせて構成する屋根工法です。
大面積の屋根を効率的に形成しやすいため、大規模施設で設置されています。
連続的に構成することで屋根の強度を高め、軽量のため建物への負担が少なくなるので耐震性を高めます。
しかし、金属製の板で構成されているために錆が発生します。
また、金属板の接合におけるボルトが露出するタイプは雨漏りにつながりやすいです。
②スレート屋根
スレート屋根とは、粘土板岩の薄板を使用した屋根材で主にセメントで作られた化粧スレートと、天然石で作られたものが存在します。
安価で施工がしやすいという特徴から、工場など空間規模が大きな建物に良く採用されています。
軽量で耐震性にも優れ、安価である点で選ばれていますが、
薄い板状の屋根材を組み合わせのため、屋根材同士の接続部分が多く、水漏れを起こしやすいため注意が必要です。
また、接続部にコケやカビが繁殖しやすく、そこから劣化に繋がります。
雨漏りのリスク
工場では先程の折板屋根とスレート屋根のどちらかが使用されていますが、
どちらも軽量かつ耐震性に優れる一方で、耐水性に関しては非常に難点です。
工場において、雨漏りを放置した場合に起こる危険やリスクについてご紹介します。
①顧客製品への被害
雨漏りによる浸水で雨水がお客様の製品に触れることで、製品の価値が大幅に下がります。
特に製品を再ぶ製作する上でも、予定納期に間に合わずに、さらに加工にかかる費用は
自社もちであるために、結局は負担が非常に大きくのしかかってきます。
②機械設備の故障
工場内で運転している機械の大半は、一台につき数百万~数千万と高額な費用が掛かります。
やはり、機械系は水に弱く、ショートしてしまう場合がございます。
運転が出来ないために、修理に出せばその間は製造ラインがストップしてしまうために、
自社にとっては非常にマイナスとなります。
③漏電による火災や感電事故
雨水による機械トラブルに気づかずに放置し続けると、
何かの拍子に漏電箇所に触れてしまい、感電を引き起こす場合や
電気が近くの引火性のあるものに移ることで火災を引き起こす場合もございます。
高知県の工場工事のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!
今回は、工場の雨漏りの原因と放置リスクについて紹介しました。
工場での雨漏り自体は屋根の設計上、必ず引きおこると考えるべきです。
このようなトラブルを避けるためにも、日々の点検が必要となります。
ものづくりサポートセンターtomakichiでは、高知県の全域の工場工事について縦横無尽に、山間から沿岸まで東西にかかわらず駆けつけます。
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