tomakichiコラム

tomakichiコラム

海外販路開拓する上で重要なこととは?

2021.04.06
tomakichi

 

少子高齢化社会が進む日本においては、市場の縮小化がここ十年で急速に加速化しております。

また、グローバル化の流れによる日本人の趣味嗜好が洋風化したことにより

さらに日本の伝統品の売れ行きが伸びていないのが現状です。

さらにコロナウイルスの影響により訪日外国人の減少によるさらに課題が肥大化しております。

そこで今回は日本国外に目を向けて、新たに販路拡大をする重要性についてご紹介をさせていただきます。

 

 

なぜ海外の販路開拓が必要なのか

海外の販路開拓が必要な理由は日本の市場が非常に縮小傾向にあるからだと言えます。

その理由として挙げられるのは、まずはグローバル化とコロナウイルスの影響です。

 

①グローバル化の影響

グローバル化とは、「社会的・経済的に国や地域を超えて世界規模でその結びつきが深まること」を意味し、

自社製品を購買してくれるターゲットの数や種類がこれまで以上に多様化する大きなメリットがございます。

しかし、デメリットとして自社製品と比較検討される製品が海外企業にも渡るということです。

つまり、現在の競合数がグローバル化により2倍、3倍にも増える可能性があるということです。

グローバル化の波は、自社に合ったターゲット層の再構築とそれに伴う計画の変更を余儀なくするものです。

 

②コロナウイルスの影響

2020年の始まりからコロナウイスが世界各国で猛威を振るっております。

コロナウイルスの感染源や感染方法、さらには予防するための術がまだまだ明確化されておらず、

海外渡航者には数週間の隔離生活にて国内での感染防止対策が取られております。

訪日外国人はこのような対策並びに日本国内での感染の可能性を吟味した上で、渡航の中止を決断しているようです。

その結果、2020年の訪日外国人数は前年比の87.1%減の411万5900人と、22年ぶりの低水準となりました。

このように日本国内のみで自社商品の販売活動をするのではなく、海外への視点を向けることが重要となります。

 

 

海外への販路拡大の重要性

皆様に海外の販路を開拓する上では4つの視点を持っていただきたいと思います。

しかし、いくら優れた商品でも現地の人の好みや経済状態などを考えずに、

そのまま持ち込もうとすると、高い確率で失敗します。

やはり、日本との物価の差や文化の違いで受け入れられない場合がございます。

 

①製品(Product)

まずは自社の製品と海外製品の差別化要素を明確化することが必要です。

なぜなら、自社製品を販売する前にその土地ですでに販売され根付いている製品があります。

それに打ち勝つためには製品の機能や価値、品質やパッケージ、

アフターサービスや保証等の付加的価値で差別化することが重要です。

今一度、競合の分析とそれに伴う自社製品の見直しが必要です。

 

②価格(Price)

商品をいくらで売るか、いくらなら売れるかを経費を含めて検討する必要があります。

こちらに関しましても、現地の物価や富裕層と貧困層の比率、平均所得等の様々な要因があります。

日本国内での販売と同じ利益率を望むには、費用に関わる製品の価値が現地に認められる場合と

費用と価値を下げてバランスを取る方法があります。

つまり、1個当たりの利益率もしくは全体としての利益率のどちらを優先するかが戦略のカギとなります。

 

③流通(Place)

特に重要なのが、流通の戦略でございます。

初めて海外に販路開拓する上で、取引先の選定が非常に重要となります。

どこでも販売するのか、信頼できる販売先だけを選んで展開していくのかを考えることが重要です。

さらには、取り扱い商品数が豊富か否か、

販売する場所の通行量はどのくらいなのかなど販売するまでのプロセスが重要です。

 

④販売促進(Promotion)

そして、商品の存在や機能、利便性などをターゲットに効果的に訴求する方法を考える必要があります。

日本と同様の馴染みのある、テレビ・新聞・インターネットなどの媒体を使って宣伝するかと思われますが

日本と同様のメディアの支持層かどうかは定かではありませんし、表現の仕方で失敗する場合もございます。

そのため、どのメディアで宣伝するのか、どのように表現して訴求するのかを考えるかが重要です。

 

 

まとめ

今回は海外販路開拓する上でのの重要なポイントについてご紹介致しました。

冒頭の日本市場の縮小化に伴い、改めて自社の製品サービスと向き合わなければなりません。

コロナウイルス以前の生活には戻れないために、新たに販路開拓という大きな一歩を歩んでいただけばと思います。

 

 

海外販売のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!

 

ものづくりサポートセンターtomakichiでは幅広い業種業態への販路を確立しており、

日頃より海外販売開拓を行っております。そのノウハウを活かし、

機械工具や食品、伝統工芸品など製品の種類限らずなんでもご相談ください。

 

「海外に自社製品を販売したい!」

「既に海外に販売したことがあり、さらに販売量を増やしたい!」

「海外から問い合わせがくるが、どう対応してよいか分からない」

上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。

専門的な製品知識が必要となる問合せや大量発注による値引き交渉の場合にも、ご相談の上対応させていただきます。

 

>>お問い合わせはこちら

 

>>当社の海外販売サービスはこちら

tomakichiコラム一覧
tomakichi note 【全国トップ・高知県桜開花宣言】高知市堀川の桜は桜満開、春満開

4月1日(月)青空のもと、高知市中心街にある堀川沿いの桜並木で撮影してきました。 新年度を迎え、あたらしい出発のとき。 幼子の入園、子どもの入学や進学、就職を迎え、社会人は栄転・異動など転換期でもあり…

2024.04.03 続きはこちら
技術 ミーリング加⼯について㉒

切削お役立ち情報 No.119 今回は、カッターのツールパスについてのお話です。 カッターの刃が常にワークに⾷いつくツールパスになっているかがポイントとなります。 左図は、⼊り際・抜け際が多く、刃先に…

2024.04.02 続きはこちら
技術 ミーリング加⼯について㉑

切削お役立ち情報 No.118 切り屑厚みは、カッターの中⼼点での送り量(fz)が同じであっても、 下図に⽰す切込み深さ(T)とカッター径(D)の⽐が⼤きくなると薄くなりますので、 下表のT/Dに対応…

2024.03.01 続きはこちら
tomakichi note 【10周年】高知龍馬マラソン2024が開催されました!

第10回記念大会 高知龍馬マラソンが2024年2月18日(日)に開催されました。 10周年となる今大会には、約9000人のランナーが参加しました。 小春日和の下、太平洋の心地い潮風を受けながら、ランナ…

2024.02.19 続きはこちら
技術 ミーリング加⼯について⑳

切削お役立ち情報 No.117 今回は、平均切り屑厚みについてです。 ミ-リング加⼯は⼯具が回転しながら移動して切削が⾏われる為、 切り屑厚みが⼀定していません。そこで切り屑厚みの平均値(hm)で考え…

2024.02.01 続きはこちら
技術 ミーリング加工について⑲

切削お役立ち情報 No.116 今回は、カッターのエンゲージ⾓についてです。 エンゲージ(engage)とは、「かみ合う」という意味で、カッターの中⼼と 切れ刃の⾷いつき点を結んだ線と送り⽅向のなす⾓…

2024.01.05 続きはこちら
tomakichi note 【2024年】新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。 皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。 また、旧年中は、多大なるご尽力をいただき、本年も、更なるサービスの向上に努めて参りますので…

2024.01.01 続きはこちら
tomakichi note 四国カルスト天狗高原の「星ふるヴレッジTENNGU」へ天空のロマンを求めて【tomakichiちゃんねる】

2023.12.9~10、高知県と愛媛県を跨いでの「星ふるヴィレッジTENGU」に 行ってきました。 数年前にリニューアルされたTENGUは、その日も 県内外からの宿泊客でほぼ満室。最近には無いという…

2023.12.14 続きはこちら

「日程の調整が難しい…」「来るのはちょっと…」というお客様もご安心ください!
tomakichiでは、zoomやGoogle MEETを用いた、オンライン相談も承っております!
※他のWeb会議システムにも対応可能です。

ご希望の方は、上記お問い合わせフォームの「オンライン商談を希望」にチェックを入れてください

tomakichi
LINE公式アカウント
お友達登録はこちら カンタン!
お見積り・お問い合わせ