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最適なドリルはどれ?

2021.10.29
技術

切削お役立ち情報 No.39

 

前回は、ドリル工具の剛性について、お話しました。ドリル工具は、フルート部が必要なため、工具剛性が弱くなり、さらに加工するときは加工箇所が見えないため、難しい加工になりますので、注意が必要です。

ドリル剛性

 

 

各タイプのドリルが存在するということは、それぞれに長所と短所があるということです。そのため、用途に応じた使い分けが必要です。

 

ソリッドドリルは、汎用的に使えるドリルです。どの径、どの長さでも使うことが出来ます。ただし、大径・ロングドリルになると、金額が高くなり、コスト面で難があります。また、継続して使用する場合(量産で使用する場合)は、再研磨・再コーティングをする場合が多く、(再研磨の)納期管理や寿命管理の問題が発生し、手間が増えてしまう場合もあります。

 

チップ交換式ドリルは、用途は限られますが、コストを抑えられる工具です。ただし、小径・ロング刃長・不安定な切削条件(クランプ弱や重ね板等)では、突発欠損やホルダーの破損のリスクが大きく、(破損の度にホルダーを購入しなければならないため)トータルコストでは高くなってしまう場合があります。

 

ヘッド交換式ドリルは、用途としては、ソリッドドリルとチップ交換式ドリルの中間にあたるものです。用途は少し限られますが(小径のドリルはありません。交換するヘッドが小さくなりすぎるため。具体的には、各メーカーで異なりますが、Φ6までのラインナップ)、ソリッドドリルと似た切削条件で加工出来るので、切り替えもしやすいかもしれません。また、量産加工であれば、ソリッドドリルよりもコストを削減することが出来ます。特にソリッドドリルでは、コスト高になる大径やロング刃長の場合は、効果が大きいです。

ドリル剛性2

 

 

 

次回は、「ヘッド交換式ドリル」についてです。

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