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ワイヤーカット加工とは?加工のメリットやデメリットを紹介

2020.12.09
機械加工

1.ワイヤーカット加工とは?加工のメリットやデメリットを紹介

 

「ワイヤーカット加工にはどういった特徴があるのだろうか。」

このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。

 

精密部品加工を考えている方の中には、言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

しかし、具体的な内容はわかりにくいですよね。

そこで今回は、ワイヤーカット加工について紹介します。

 

ワイヤーカット加工とは

 

初めに、ワイヤーカット加工について大まかに確認していきましょう。

まず、ワイヤー線に電流を流して素材を融解させながら切断していきます。

導電性があれば切断できるため、レーザー加工機やタレットパンチでは加工できない、銅板やステンレス板といった薄いものから硬い金属まで対応できます。

 

このような特徴を持つワイヤーカットですが、どのような場面で活用されているかご存じでしょうか。

利用される業界は幅広く、家電製品の部品や航空機部品、刃物製品、鉄道模型のように、日常生活で使用するさまざまなモノや場面で活用されています。

そのため、信頼度は高いと言えるでしょう。

 

 ワイヤーカット加工製品事例①

 ワイヤーカット加工製品事例②

 ワイヤーカット加工製品事例③

2.ワイヤーカット加工のメリットとデメリットについて

 

続いては、メリットとデメリットについて確認していきましょう。

 

メリットについて

 

ワイヤーカット加工のメリットとして、非接触で加工ができること挙げられます。

非接触で加工できることにより、素材への負荷が少ないまま加工が行えます。

 

次は、精度が高いことです。

ワイヤーカット加工と比較される加工法としてレーザー加工というものがあります。

金属加工の1つであるレーザー加工の精度は0.05ミリと言われています。

それに対して、ワイヤー加工の場合は0.005ミリと10倍の精度となっています。

 

最後は、複雑な形状に加工できることです。

ワイヤーカット加工の場合、切断できる形状は直線だけではありません。

具体的には、直線と円弧を組み合わせた加工ができます。

 

上記以外にも、バリが生じない、無人運転・夜間運転が可能、工具が不要、材料ロスが少ない、低コストで行えるといったメリットもあります。

 

デメリットについて

 

まず、加工速度が遅いことが挙げられます。

加工物を融解させながら行うため、切削加工やレーザー加工と比較すると遅いです。

そのため、大量生産するときには別の加工方法がおすすめと言えるでしょう。

 

 

また、電気を通さない素材を加工できないことも挙げられます。

放電爆発で熱を発生させることで加工していくため、導電性がなければ加工できません。

 

3.部品加工のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!

 

今回は、ワイヤーカットについて紹介しました。

ワイヤーカット加工は、素材にあまり負荷をかけずに金属加工できることや、高精度な加工ができることが特徴として挙げられます。

精密部品加工をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ものづくりサポートセンターtomakichiでは短納期・低価格・高品質の精密部品加工を実現します。

ものづくりサポートセンターtomakichiは、県内外企業との強固なネットワークと長年培った経験と実績をもとに、あらゆる加工のご要望に柔軟かつスピーディに対応いたします。

複数工程にまたがる製品でも、当社が一括で管理を行い、お客様の管理工数の削減を致します。

また、どこに頼めばいいかわからない難削材加工や特別な表面処理でも、

当社の幅広いネットワークを駆使して、最適なサプライヤーを選定いたします!

さらに当社がお客様の窓口となることで、

複雑かつ無駄の多い手配先管理業務を簡素化・効率化をし、お客様のコストダウンに繋げるとこが可能です。

当社で対応可能な材質は、鉄・鋳物・特殊鋼・ステンレス鋼・アルミ、

旋盤加工・フライス・キー溝加工・板金レーザー加工・溶接・製缶加工、 ワイヤーカット加工・表面処理・熱処理・研磨・特殊刃物加工などあらゆる加工方法に自身を持っています!

また、上記にない複雑な材質・加工方法でも対応できることがありますのでぜひご相談ください!

 

「どこに加工を頼んだらいいかわからない」

「時間・工数が合わない」

「コストがあわない」

上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。

 

>>お問い合わせはこちら

 

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