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コンプレッサーの修理が必要な故障原因とは?

2021.03.05
高知専門工事

 

空気圧縮機と呼ばれるコンプレッサーは、空気やガスを圧縮することにより運びやすく、

動力を伝えることが出来るために、産業活動において非常に重要な役割をしています。

そのため、コンプレッサーに使用される部品は耐久性のある部品で構成されています。

しかし、使用環境が悪いと、やはりコンプレッサーは故障してしまい、修理に非常に時間がかかってしまいます。

コンプレッサーの故障を防ぐためには、その故障原因を把握しておく必要があります。

そこで今回は、コンプレッサーの故障原因とその対策方法について紹介します。

 

 

■コンプレッサーの故障原因とは

コンプレッサーの設置場所と致しましては、工場内、屋外、家庭内など様々な場所で使用されています。

そのコンプレッサーの故障原因は大きく「ゴミ詰まり」「冷媒漏れ」「劣化」の3種類が考えれらます。

①ゴミ詰まり

工場内での使用または屋外の使用では、鉄粉や石粉、研磨粉、木屑がコンプレッサー付近に飛来します。

これらのゴミがフィルターの目詰まりを引き起こし、昇圧不良、吐出空気量の低下に繋がります。

その状態が続くと、圧縮室内が高温になり最終的にはコンプレッサーが焼き付き、破損に至ります。

 

②冷媒漏れ

コンプレッサーとは、冷媒の温度をコントロールするパーツで、

集めた熱を圧縮し、冷媒が熱を放出しやすい温度に調節する役割があります。

しかし、配管工事での工事不備や溶接不良、そして室外機を動かすことによる損傷にて、

冷媒ガスがコンプレッサー内部から外気に漏れることにより、一緒に内部のオイルが漏れだします。

それが原因となり、コンプレッサー内のオイルが不足することによる摩擦が生じ、コンプレッサーの故障に至ります。

 

③劣化

コンプレッサーの寿命は約10年が一般的であり、

10年を過ぎると部品の交換やメンテナンスの実施が推奨されています。

また、吸い込み空気の温度が40度以上であれば、潤滑油の劣化が早まってしまう場合

コンプレッサー同士の間隔を空けずに設置している場合には、

お互いに温度影響を受けやすくなってしまい、寿命が短くなってしまいます。

特にコンプレッサーの寿命では、異音や嫌なニオイがする、

パワーの低下等の症状が表れますので、こちらに注目していただきたいです。

 

このように、コンプレッサーは使用環境によって故障しやすくなってしまうので、

使用環境を見直してみることを推奨します。

 

 

■コンプレッサーの故障を防ぐ方法とは

コンプレッサーの故障をすると、修理の時間は非常に長いものです。

そのためにも、先述しましたコンプレッサーの故障要因からそれらを予防することが重要です。

使用環境を設置前に確認しておくことは必須となりますが、それ以外にも注意していただきたい点がございます。

そこで、どのようにしたら安心して使用できるかをご紹介いたします。

 

 

①こまめに掃除する

コンプレッサーの故障原因でもあるゴミ詰まりを防ぐためにも、フィルターの掃除が必須となります。

特に工場内では、加工時に生成した際に出るプラスチックや金属の破片が多く、フィルターに溜まります。

そのためにも、週1回の目視による確認と月に1回は溜まっているごみを取り除くことを推奨します。

 

②室外機にカバーをつける

こちらも外部からのゴミを防ぐことが出来るほか、風雨か守ることが出来ます。

カバーを取り付けることは非常に簡単なことのために、

故障の予防になるのかと疑問に思うかもしれませんが、このように小さな日々の蓄積が故障を防ぎます。

 

③使用時間を短縮する

稼働時間が長くなると故障の可能性が高まるので、稼働時間を制限することも重要です。

コンプレッサーは一度動き出すと24時間365日稼動しつづけます。

それは、年間には約8,000時間強も動きつづけていることになるのです。

また、停電時には瞬間的に電圧が掛かってしまい、故障を誘発します。

この現象を防ぐ為にも、コンセントを抜いておくことが非常に効果的です。

 

 

■まとめ

今回は、コンプレッサーの修理が必要な故障原因とその対策方法について紹介しました。

コンプレッサーの故障にお悩みの場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

また、当社では、コンプレッサーの使用環境についてのご相談を受け付けております。

お気軽にご相談、お問い合わせください。

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