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工場床塗装が剥がれる原因とは?塗料の選定ポイント
工場床塗装が剥がれる原因とは?
工場の床を見ると、新築当時はしっかりと塗装されていますが、年月が経過するとともに
徐々に塗装が剥がれたり変色したりと劣化が進んでいる場合がございます。
再び床塗装を施せば、きれいな状態に戻すことが可能で、自分で補修することも可能ですが
塗料の選び方や下地処理の方法を誤ると、短期間で塗装が剥がれてくることもあるので専門業者に依頼することをおすすめします。
まずは塗装が剥がれる原因と知り、劣化するのを未然に防ぐ対策をしましょう。
①施工業者による施工ミス
この場合は、施工して1ヶ月以内に剥がれが生じている場合には、施工ミスの場合がほとんどです。
例えば、改修時に既存の塗膜を完全に除去しないまま、新しい塗膜を重ね塗りしてしまうと古い塗膜が原因で早期に剥がれる事例があります。
これは激しい凹凸やひび割れなどが残っている場合や油分が付着している場合には下地に塗料がうまく乗らないためです。
このような無駄な初期不良ミスに会わないように、確かな施工技術と実績を持った業者を選ぶことが重要となります。
②熱や圧力による外的ダメージ
当然のことながら、床に直接的なダメージを与えることで、塗料が脆くなり経年劣化が進む原因と言えます。
床へのダメージとしては熱によるダメージと圧力によるダメージの2種類があります。
熱によるダメージとしては塗床の材質として挙げられる合成樹脂では一般的に40℃が耐熱水性の限界値であるために、
60度や70度以上の熱水を頻繁に使用する工場では、樹脂が熱で劣化することが考えられます。
また、特定の場所に重量のある台車が頻繁に通る際には、耐久性以上の負荷がかかり、割れが生じます。
工場に使われる塗料の種類とその特徴とは?
上記では、工場の床塗装が剥がれる原因として、2点ご紹介させていただきました。
これらの劣化を防ぐためにも適切な塗料を選ぶことが重要となります。
ここでは工場の床に使われる塗料の種類とその特徴を紹介します。
①エポキシ樹脂
エポキシ樹脂は、床塗装に用いる塗料の中で一番安価な塗料です。
光沢のある美しい床に仕上げることが可能で、他にも耐摩耗性や耐衝撃性等に優れる塗料です。
ただ多くの性能を持つ一方で、耐久性や耐熱性に関しては劣る部分があります。
したがって、使用する際には2倍の厚みでの塗装することが重要となります。
そのために重量物があまり通らない事務所や廊下での利用が最適です。
コスト例としては、4000円~13300円が相場となります。
②ウレタン樹脂
エポキシ樹脂よりもやや高価ではありますが、耐熱性や耐久性、耐衝撃性、耐薬品性に優れています。
同様に多くの性質を持ちますが、下地処理が不完全であると短期間で剥離が生じてしまいます。
さらに汚れやすく、カビが生えやすいために日々の清掃が重要となります。
こちらは耐久性に優れるために、重量物の通る通路や化学薬品を使用する工場での使用は可能です。
コスト例としては、4500円~17000円が相場となります。
③アクリル樹脂
アクリル樹脂は他の塗料に比べて、高価な塗料です。
硬化するまでの時間が短く、施工1時間後には使用可能です。
さらに耐久性ではエポキシ樹脂の5倍と言われています。
上記内容を点検し、正常に作動するか厳格なチェックを行う必要がございます。
こちらは、90℃以上の熱湯を使用する場所では膨れが生じやすく、鋭利な物の落下には弱い特性がございます。
ただウレタン樹脂同様に耐久性に優れるために、重量物の通る通路や化学薬品を使用する工場での使用は可能です。
コスト例としては、8000円~22000円が相場となります。
高知県の工場工事のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!
今回は、工場の床塗装の剥がれの原因と塗料について紹介しました。
剥がれの原因は様々考えられますが、まずは実績のある専門業者に依頼することが重要です。
さらに用途に合わせた塗料を選ぶことが重要で、それぞれメリット・デメリットがあるので
自社の工場環境や使用用途にあった塗料の選定が重要となります。
ものづくりサポートセンターtomakichiでは、高知県の全域の工場工事について縦横無尽に、山間から沿岸まで東西にかかわらず駆けつけます。
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