tomakichiコラム
ドリルの剛性について
切削お役立ち情報 No.38
前回は、カッターの刃数とポケットの話をしました。
今回、お話するのは、ドリル工具の剛性についてです。
ドリルは、必ず切り屑を排出するスペース(フルート部)が必要になってきます。そのため、芯厚が薄くなり、剛性がダウンします。一般的に、同径のエンドミルのシャンク部の剛性を1とすると、芯の部分の剛性は、約1/15と、大きくダウンします。
剛性がダウンしているので、細心の注意が必要です。
①突出しは、最小限にする
②加工深さにあった刃長のドリルを選定する
③確実なチャッキングを行なう
この①②③は、基本的なことですが、見落としがちな要因です。再度、ご確認をお願いします。
次回は、「最適なドリルはどれ?」についてです。
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