tomakichiコラム
ミーリング加⼯について㉔
切削お役立ち情報 No.121
今回は、加⼯⾯粗さ(軸⽅向の⾯粗さ)になります。
ミーリングのチップは、旋削チップと違い、さらえ刃(平⾏ランド=BS)があります。
カッターの軸⽅向公差と振れに応じて、最低位置のチップのさらえ刃が加⼯⾯を仕上げます。
刃振れが悪い場合でも、回転当たり送り(fn)を、さらえ刃の⻑さ以下に抑えれば、
⾯粗さを⼀定に保つことが可能です。(さらえ刃で加⼯⾯を仕上げるため)
回転当たりの送りをさらえ刃の80%以下にするのが安定加⼯のポイントとなります。
<例>チップのさらえ刃BSが1.5㎜の場合
安定加⼯の為、さらえ刃の80%以下にする必要があるので、1.5㎜X80%→1.2㎜以下で設定。
回転当たり送りfnは1.2㎜以下にする必要あり。
6枚刃のカッターだった場合は、1.2㎜÷6枚刃で⼀刃送りは0.2㎜以下にする必要があります。
切削お役立ち情報 No.131 今回は内径溝⼊れ時のビビり対策となります。実際の加⼯事例が下記になります。
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切削お役立ち情報 No.129 今回も前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善の⽅法です。 不等ピッチの⼯具を使⽤するのも⼀つの⽅法となります。 吊り橋では、等間隔で渡ると振動が収まらず、共振が⼤きく…
切削お役立ち情報 No.128 今回は、前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善の⽅法です。 切削抵抗を減らす為には、⼯具径を⼩さくするのも⼀つの⽅法となります。 ⼩径⼯具は、刃先とワークの接触⻑さが…
切削お役立ち情報 No.127 今回も前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善となります。 前回は⼯具形状でのビビり改善⽅法でしたが、今回はツールパスでのビビり改善⽅法となります。 <ロールイン加⼯……
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。


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