tomakichiコラム
ねじ切りについて③
切削お役立ち情報 No.55
今回はねじの加工深さ、有効径についてです。
実際の加工は、ΦDからΦD1まで行います。
おねじ(ΦD1)
めねじ(ΦD)
有効径という概念は何のために必要なのですか?
一般的に、おねじとめねじをはめ合わせると、おねじの外径とめねじの谷の径、めねじの内径とおねじの谷の径と
の間にわずかな隙間(図2のすきま(赤塗り)の部分)があり、ねじ山の斜めの面、すなわちフランクが互いに
接しているのがわかります。
実際に力の伝達等の働きを決定しているのは、ねじ山の幅とねじ溝の幅が等しい位置にある有効径です。
おねじとめねじの有効径の差が少ないと良好なはめ合いとなり、差が大きいとガタのある不良なはめ合い
となります。つまり、この有効径こそがピッチと共にねじを構成する上で、最も重要な部分の一つなのです。
おねじやめねじが所定の寸法に仕上がっているかどうかを調べる方法は、『ねじプラグゲージ』や
『ねじリングゲージ』を使って測ることが一般的で、どちらもこの有効径の部分で測定するようになっています。
(彌満和さんのホームページを参照しました)
切削お役立ち情報 No.131 今回は内径溝⼊れ時のビビり対策となります。実際の加⼯事例が下記になります。
切削お役立ち情報 No.130 エンドミルの刃先には、刃先を強化する為にホーニングR(刃殺し)を施しています。 ホーニングRが0.1の場合、⼀刃の送り量を0.1㎜以上にする必要があります。 そうしない…
切削お役立ち情報 No.129 今回も前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善の⽅法です。 不等ピッチの⼯具を使⽤するのも⼀つの⽅法となります。 吊り橋では、等間隔で渡ると振動が収まらず、共振が⼤きく…
切削お役立ち情報 No.128 今回は、前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善の⽅法です。 切削抵抗を減らす為には、⼯具径を⼩さくするのも⼀つの⽅法となります。 ⼩径⼯具は、刃先とワークの接触⻑さが…
切削お役立ち情報 No.127 今回も前⽉の補⾜です。肩削り加⼯でのビビり改善となります。 前回は⼯具形状でのビビり改善⽅法でしたが、今回はツールパスでのビビり改善⽅法となります。 <ロールイン加⼯……
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。


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