tomakichiコラム
集塵機の騒音対策のポイントとは?
集塵機とは?
集塵機とは空気中に含まれる粉塵やヒュームといった有害な物質を吸引する機械でございます。
局所排気装置には有害物質が含まれており、そのまま放出すると、
排出口からこれらの有害物質が屋内作業場に戻ったり、大気汚染の原因となります。
集塵機の仕組みとしては鉄粉、樹脂粉、ガラス粉、オイルミスト、各種ヒュームなどの工場で発生する
多種多様なダストに空気と一緒に機内に吸収して集塵機内のフィルターにて粉塵のみが吸着することで、
綺麗な空気のみを排出する仕組みです。
粉塵が発生する環境で作業される場合には、従業員の健康的な作業環境づくりのために
集塵機の必要性が法律で定められています。
①じん肺法
⇒じん肺による健康障害から作業者を守るために施工され、粉塵を吸い続けることにより発症する日本最大の職業性の呼吸器疾患です。
②労働安全衛生法
⇒労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な作業環境を促進するために制定されました。
その中でも、粉塵にさらされる労働者の健康障害を防止するために「粉じん障害防止規則(粉じん則)」が制定されており、
化学物質による労働者の健康障害を防止するために「特定化学物質障害予防規則(特化則)」が制定されています。
③作業環境測定法
⇒労働安全衛生法と相まって、作業環境の測定に関する必要な事項を定めることにより、適正な作業環境を確保し、
職場における労働者の健康を保持することを目的として制定されました。
集塵機の騒音の要因とは?
集塵機は型や大きさ、風量によって騒音のレベルが異なり、パルス音やファンの音、ダクトの音が発せられます。
汎用型で最大風速が78㎥/min以上のもので80dBを超え、パルス型で最大風速が55㎥/min以上でおよそ78dB、
屋外に設置する集塵機でも56dBと大きな音が出ます。80bBの騒音レベルは、飛行機の機内と同じくらの騒音です。
この騒音の発生原因として挙げられるのは、回転機器でございます。
具体的にはインペラーのアンバランスによる振れ回りやケースへの接触、軸受の損傷による振動、回転部への異物噛みこみなどです。
また、ダンパーの開度によってサージングが発生し、騒音、振動が発生する場合があります。
騒音が大きいと、従業員同士がコミュニケーションが取りにくいために意思伝達が出来ないために、工場内での事故につながります。
また、屋外に集塵機が設置されている場合は、近隣と騒音トラブルに発展してしまう可能性もございます。
集塵機の騒音対策のポイントとは?
集塵機の騒音はダクトを通じて外部に漏れるために、本体とファンとダクト部分にそれぞれの防音対策をする必要がございます。
集塵機本体からはパルス波が出るために、サイレンサーを設置することで発生する音を減少させます。
ファンからも多少の騒音が発生するために、遮音材で囲むことは得策でございます。
最も騒音の影響となるのはダクトです。一般的にダクトは金属製のパイプで中は空洞のため、音が伝導しやすい状態です。
空洞内で音が反響することが原因となるために消音材をダクトに巻きつけるまたは消音ダクトへの交換も効果的です。
騒音対策の施工をする前には、実際の現場で騒音レベルや周波数などを調査することが重要になってきます。
現場の騒音レベルから機械の設置状況、配置、機械サイズなどの細部まで確認することが重要です。
高知県の工場工事のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!
今回は、集塵機の騒音について紹介しました。
騒音の原因となる問題点を見つけ、最適な対策を取るには専門の業者による効率的なサポートが重要となります。
ものづくりサポートセンターtomakichiでは、高知県の全域の工場工事について縦横無尽に、山間から沿岸まで東西にかかわらず駆けつけます。
当社で対応可能な工事・メンテナンスは以下の通りです!
機器導入に関する工事
・ ホイストクレーン・ ポンプ・ ブロワー・ コンプレッサー
・クーリングタワー・ コンベア・ 集塵機・ パレットラック
・ジブクレーン・ 空調機器・ダクト
建屋に関する工事
・ 外壁塗装・断熱塗装・ 中二階設置・ パーテーション設置・ 屋根補修
・LED取付・ 塗床・床面補修・ ピット・外溝工事
・ 駐車場アスファルト・ライン引き・ ハト対策・ 左官
・ 看板設置・ 配管・滑り止め塗装・ 配管内部強化・ 電気工事
その他工事
・ 重量物移設工事・ ベルトエンドレス設置・ Vリングエンドレス設置
・ コンベアチェイン・ ロボット設置・安全柵設置・ 安全カバー設置・ 事務機器
メンテナンス
・ 専用機のオーバーホール・ 主軸スピンドル研磨・ 機械の基板修理
・ オイルコンの洗浄・ 雨漏り対策・ クレーン年次点検・ コンプレッサーの保全
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