tomakichiコラム
突切加工のコツ⑦・・・送りを見直そう!!
切削お役立ち情報 No.69
今回は、切り落とし時のチップ寿命対策です。
突切工具の寿命が悪くなる要因のひとつは、材料の中心まで加工することです。回転一定プログラムの場合、中心にいくに従い、切削速度が下がる為、構成刃先が発生し易くなります。構成刃先が発生すると、切り屑が刃先に溶着し、切れ味が悪くなり、切削抵抗が大きくなります。構成刃先は、次第に大きくなり、脱落した際に、刃先も一緒に脱落し、欠損に繋がります。この構成刃先を抑制するには、周速一定プログラムが有効です。また、切り落とし時の衝撃も、刃先が欠ける要因のひとつです。切り落とし時の衝撃を和らげるために、送りは、50%から75%落とすと良いでしょう。(例:中心2㎜までに来たら、送りを0.1㎜/revから0.05㎜/revにする)ワークにもよりますが、切り落とし中心の約0.5㎜位手前で、工具を止めると、ワークが自重で落ちるようになります。材料の中心付近で送りを下げる事は、切り落とし時の刃先への衝撃の緩和と、切削抵抗減につながり、大幅な刃先寿命の向上が見込めます。また、チップ材質は、衝撃に耐えることの出来る、靱性重視の材質が第一推奨となります。
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。
切削お役立ち情報 No.123 今回は、前々回㉔の平⾯仕上げ加⼯時の仕上げ⾯が悪い時のチェック項⽬になります。 <ワイパーチップの使⽤例弊社16ミルの場合>
切削お役立ち情報 No.122 今回は、加⼯⾯粗さ(径⽅向の⾯粗さ)になります。 エンドミル(or チップ交換式カッター)で肩削り加⼯を⾏う場合は、カスプハイト(h)が出来ます。 ⼯具に振れがない場合…
プリンス箱根芦ノ湖に於いて油研工業株式会会社の代理店会が開催されました。 総会に関する詳細は、こちらをご覧ください。 富士山は見る角度で色んな表情が見えます・・ダイナミックな男山?は河口湖から・・でし…
切削お役立ち情報 No.121 今回は、加⼯⾯粗さ(軸⽅向の⾯粗さ)になります。 ミーリングのチップは、旋削チップと違い、さらえ刃(平⾏ランド=BS)があります。 カッターの軸⽅向公差と振れに応じて、…
陽気に照らされた五月。土佐久礼の海を見に、そして初鰹を堪能するべく、足を伸ばしました。 まず、澄み切った青空と穏やかに揺れる海原に心を奪われました。潮の香りに包まれ、心洗われるようなひとときを過ごしま…
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