tomakichiコラム
切削のメカニズム(切れてない?)
切削お役立ち情報 No.33
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皆さんは、「切削加工」とは、文字通り、切っている、と思いますか?実は、切っているのではなく、割っているのです。刃先は、ワークに常時接触していません。鉈(なた)で、薪を割るように、チップの刃先で、ワークを割っているのです。刃先は、ワークに食い付く一瞬だけ、ワークに接触しますが、その後は、刃先の腹(すくい面)と逃げ面で、ワークを割っていきます。 |
<構成刃先は、敵か味方か?>
刃先には、高い圧力と温度の為、切り屑の一部が付着します。この付着物は、薄い膜状、ないしは層状のものである場合もありますが、大きく成長して刃先に固着し、刃先に似た形状をとることがあります。これは、構成刃先と呼ばれ、材料本来より、硬くなっている為、刃先を保護し、刃先寿命が延びる利点がありますが、仕上げ面にむしれが生じたり、寸法精度が悪くなるなどの欠点もあります。このように、構成刃先は利点もありますが、欠点のほうが多いため、発生しない方が良いと言えます。切り屑の裏面を観察すると、構成刃先が発生したかどうかが判ります。切り屑裏面が滑らかであれば、切削状態は良好ということになります。 参考文献ここから始める旋盤加工澤武一著
次回は、「構成刃先のメカニズム」についてです。
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。
切削お役立ち情報 No.123 今回は、前々回㉔の平⾯仕上げ加⼯時の仕上げ⾯が悪い時のチェック項⽬になります。 <ワイパーチップの使⽤例弊社16ミルの場合>
切削お役立ち情報 No.122 今回は、加⼯⾯粗さ(径⽅向の⾯粗さ)になります。 エンドミル(or チップ交換式カッター)で肩削り加⼯を⾏う場合は、カスプハイト(h)が出来ます。 ⼯具に振れがない場合…
プリンス箱根芦ノ湖に於いて油研工業株式会会社の代理店会が開催されました。 総会に関する詳細は、こちらをご覧ください。 富士山は見る角度で色んな表情が見えます・・ダイナミックな男山?は河口湖から・・でし…
切削お役立ち情報 No.121 今回は、加⼯⾯粗さ(軸⽅向の⾯粗さ)になります。 ミーリングのチップは、旋削チップと違い、さらえ刃(平⾏ランド=BS)があります。 カッターの軸⽅向公差と振れに応じて、…
陽気に照らされた五月。土佐久礼の海を見に、そして初鰹を堪能するべく、足を伸ばしました。 まず、澄み切った青空と穏やかに揺れる海原に心を奪われました。潮の香りに包まれ、心洗われるようなひとときを過ごしま…
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