tomakichiコラム
クレーンの定期メンテナンス内容とは?
クレーンの不具合の予兆とは?
クレーンとは、動力によって荷をつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置で、
定置されているものや限られた範囲を移動します。動力による移動が重要となりますので、
人力によって荷をつり上げるものはクレーンに該当しません。
またもう一つのクレーンの要件は、つり荷を水平に運搬することを目的とする機械装置であり水平方向の移動には、
動力と人力のどちらの使用であっても差し支えはなく、定置されていたり、レール上等の限られた範囲を移動します。
クレーン自体の操作が簡単であるために、導入している会社様も多いかと思われます。
しかし異常があるクレーンを使っていた場合、作業効率が落ちるかつ大きな事故にもつながる可能性がございます。
使用状況だけでなく、使用期間によっても異常が発生することがございます。
クレーンを長く使っていて発生する問題としては、次の場合が考えられるために、
いずれかの原因に該当する場合には、早めの修理と定期的なメンテナンスが重要となります。
・クレーンが突然動かなくなった
・クレーンから異音がする
・クレーンのパワーがいつもよりも弱い
・クレーンから焦げたにおいがする
・クレーンの動作が不安定
・クレーンの一部が破損した
法令順守のクレーン点検メンテナンスとは?
クレーンを所持される会社様には、法律で「一年以内ごとに一回および一月以内ごとに一回」の自主検査が義務付けられています。
クレーン等安全規則で定められている定期自主検査や点検についてご説明いたします。
①年次定期自主検査
吊り荷重500 ㎏以上のクレーンは、「クレーンを設置した後、一年以内ごとに一回、
定期に、当該クレーンについて自主検査を行なわなければならない。」と定められています。
年次定期自主検査では、以下の箇所を検査する必要があります。
・構造部分、機械部分、電気部分の異常の有無
・ワイヤロープまたはつりチェーンの異常の有無
・つり具の異常の有無
・基礎の異常の有無
・荷重試験
上記内容にて、異常が認められた場合には、直ちに補修しなければないと定められています
②月次定期自主検査
吊り荷重500 ㎏以上のクレーンは、「一月以内ごとに一回、定期に、
次の事項について自主検査を行なわなければならない。」と定められています。
月次定期自主検査では、以下の箇所を検査する必要があります。
・過巻防止装置や過負荷警報装置などの安全・警報装置と、ブレーキおよびクラッチの異常の有無
・ワイヤーロープおよびチェーンの損傷の有無
・フックやクラブバケットなど、つり具の損傷の有無
・配線、集電装置、配電盤、開閉器・コントローラの異常の有無
・ケーブルクレーンにあっては、メインロープやレールロープ、ガイロープを緊結している部分の異常の有無。
ならびにウインチの据付けの状態
上記内容にて、毎月一回の定期検査が必要となります。
③作業開始前の点検
自主検査で何の異常がない場合でも、吊り上げ荷重500kg以上のクレーンを用いて作業を行う時には、
作業開始前にに異常がないか点検を実施することが義務付けられています。
作業開始前点検では、以下の項目について点検を行います。
・巻過防止装置、ブレーキ、クラッチおよびコントローラの機能の点検
・ランウエイの上およびトロリが横行するレールの状態の点検
・ワイヤロープが通っている箇所の状態を点検
上記内容を点検し、正常に作動するか厳格なチェックを行う必要がございます。
高知県の工場工事のことなら「ものづくりサポートセンターtomakichi」まで!
今回は、クレーンの不具合と定期メンテナンス項目について紹介しました。
上記の自主検査や点検によって、クレーンに異常が見つかった場合には、直ちに補修しなければいけません。
トラブルや不具合を放置したまま使用していると、重大な事故につながる恐れがあります。
ものづくりサポートセンターtomakichiでは、高知県の全域の工場工事について縦横無尽に、山間から沿岸まで東西にかかわらず駆けつけます。
当社で対応可能な工事・メンテナンスは以下の通りです!
機器導入に関する工事
・ ホイストクレーン・ ポンプ・ ブロワー・ コンプレッサー
・クーリングタワー・ コンベア・ 集塵機・ パレットラック
・ジブクレーン・ 空調機器・ダクト
建屋に関する工事
・ 外壁塗装・断熱塗装・ 中二階設置・ パーテーション設置・ 屋根補修
・LED取付・ 塗床・床面補修・ ピット・外溝工事
・ 駐車場アスファルト・ライン引き・ ハト対策・ 左官
・ 看板設置・ 配管・滑り止め塗装・ 配管内部強化・ 電気工事
その他工事
・ 重量物移設工事・ ベルトエンドレス設置・ Vリングエンドレス設置
・ コンベアチェイン・ ロボット設置・安全柵設置・ 安全カバー設置・ 事務機器
メンテナンス
・ 専用機のオーバーホール・ 主軸スピンドル研磨・ 機械の基板修理
・ オイルコンの洗浄・ 雨漏り対策・ クレーン年次点検・ コンプレッサーの保全
・ 集塵機・ブロワのメンテナンス・ 各種フィルタ洗浄・ ポンプのメンテナンス
・ パッキンの交換・ 減速機・モーターのメンテナンス
「特急で対応してほしい」
「出入している施工業者に断られた」
「自社で施工するのは大変」
上記のようなお悩みをお持ちの方は是非当社に一度ご相談ください。
切削お役立ち情報 No.126 今回は前⽉の補⾜です。突き出しが⻑い際の肩削り加⼯での事例紹介となります。 撓みを抑制し、ビビリを軽減するために、切削抵抗を⼩さく(下図のPを⼩さく)する セレーション…
切削お役立ち情報 No.125 今回は、突き出しが⻑い際の肩削り加⼯のビビりを抑制する⽅法になります。 撓みの抑制がポイントです。 <原因> 突出し量を⻑くすると、切削抵抗による撓みが発⽣…
切削お役立ち情報 No.124 過去配信のNo104〜105をご参照頂くと、更に理解が深まります。
切削お役立ち情報 No.123 今回は、前々回㉔の平⾯仕上げ加⼯時の仕上げ⾯が悪い時のチェック項⽬になります。 <ワイパーチップの使⽤例弊社16ミルの場合>
切削お役立ち情報 No.122 今回は、加⼯⾯粗さ(径⽅向の⾯粗さ)になります。 エンドミル(or チップ交換式カッター)で肩削り加⼯を⾏う場合は、カスプハイト(h)が出来ます。 ⼯具に振れがない場合…
プリンス箱根芦ノ湖に於いて油研工業株式会会社の代理店会が開催されました。 総会に関する詳細は、こちらをご覧ください。 富士山は見る角度で色んな表情が見えます・・ダイナミックな男山?は河口湖から・・でし…
切削お役立ち情報 No.121 今回は、加⼯⾯粗さ(軸⽅向の⾯粗さ)になります。 ミーリングのチップは、旋削チップと違い、さらえ刃(平⾏ランド=BS)があります。 カッターの軸⽅向公差と振れに応じて、…
陽気に照らされた五月。土佐久礼の海を見に、そして初鰹を堪能するべく、足を伸ばしました。 まず、澄み切った青空と穏やかに揺れる海原に心を奪われました。潮の香りに包まれ、心洗われるようなひとときを過ごしま…
「日程の調整が難しい…」「来るのはちょっと…」というお客様もご安心ください!
tomakichiでは、zoomやGoogle MEETを用いた、オンライン相談も承っております!
※他のWeb会議システムにも対応可能です。
ご希望の方は、上記お問い合わせフォームの「オンライン商談を希望」にチェックを入れてください